最新アッパーで「フィット」「軽快」「安心感」。フェミニンな見かけを侮るなかれ!真のレディースモデル【ビーナスマッシュ】新登場!

プリンス渾身のレディス専用モデル。見かけはとてもシンプルなのに……
〜 マシュマロの皮に包まれた高機能モデル 〜
プリンスのテニスシューズといえば、おおまかに「競技性の強いモデル」と、「男性が楽にプレイできるモデル」「ベーシックモデル」とがラインナップされてきました。バリバリ競技系の女性プレイヤーは【ツアープロライト】を好んで履いていましたが、一般女性プレイヤーは、そこまで戦闘的なモデルに対して、躊躇しがちだったように思います。
でも、プリンスに新登場の女性専用モデル、【ビーナスマッシュ】シリーズは、高性能を隠し持ちながら、見かけはなんともシンプル・清楚・粛々って印象です。
ショップに並ぶ各社レディースモデルたちは、だいたい「淡い単色」デザインで、ブランドロゴやラインがしっかり配置されています。でもね、巷の一般女レディースモデルの声に耳を傾けると「ブランドが明確すぎるのって、可愛くないのよねぇ……」って、たくさん聴こえてくるんです。
メーカーとして「ブランドを主張したい!」という気持ちは重々承知なんですが、じつは「みんなが歓迎しているわけじゃない」ってことですね。それは各企画開発者たちも感じていて「あえてブランド色を打ち出さないデザイン」を考案するんですが、上層部から「なんだこれは! ウチのブランドが主張されとらんじゃないかっ!」と一括されてボツるケースを、筆者はいくつも知っています。
そういう暗黙の常識感をブチ破る革新的なブランドが【プリンス】ですよ。生まれたてのレディースモデル【ビーナスマッシュ】は、あえて……あえてブランド感を隠してしまいました。
全体的に、すっきりツルンとした見かけ。とてもシンプルなデザイン。
アッパー前足部には、淡いパープルのグラデーションが施され、どんなウェアにも違和感なくコーディネートできそうです。
このパープルは「ムーンダスト」という世界で唯一の花である、「青いカーネーション」をイメージしたカラーネームだそうです。ムーンダストの実際の花弁色は、けっこう強めの「紫」なんですが、【ビーナスマッシュ】は、とても淡く、しとやかなイメージにデザインされています。世界で唯一のシューズであってほしい、そんな願いも込められたカラーです。
ソールカラーは、ちょっとレトロなピンクで、1980年代に流行ったパステルピンクを思い起こさせます。
でもこの【ビーナスマッシュ】……、フェミニンなだけじゃなくて、女性プレイヤーにとっての快適性と、これ見よがしじゃない機能性の、両面を隠し持つ、ただ柔らかくて優しいだけじゃない「マシュマロの皮に包まれた高機能モデル」でした。
包む・支える・快適性を、ここまで軽量に仕上げた「マシュマロフィット」
〜 「総合監修:杉山愛」の価値 〜
【ビーナスマッシュ】を履いてもらいたいのは、ガチ競技系を除く、すべての女性プレイヤー。競技系女子プレイヤーの足は鍛えられているため、ユニセックスモデルの競技スペックが必要ですが、一般女性の足は、明らかに男性の足型とは違っているため、競技スペックモデルでは、最適環境とはいかないことが多いです。ですから「女性専用ラスト(足型)」を用いて作られた「レディースモデル」が存在するわけです。
【ビーナスマッシュ】には、アッパー素材に大きな特徴があります。採用されたのは、非常に伸縮性の高いメッシュ素材である「マシュマロメッシュ」。その柔らかなフィット感は、「まるでマシュマロ!」ということで名付けられました。
自分の足幅の特徴によって選択を悩む女性が多いなか、【ビーナスマッシュ】は「2E」の足幅から「4E」まで、許容幅広く、包み込むようにフィットしてくれます。それを聞いて「ノビノビってことはユルいんじゃないの?」と言う人がいるでしょうが、けっしてそうではありませんでした。不思議なことに、細身の足にも幅広の足にも「キュッ」と締まってくれる感覚があって、「マルチフィット」と呼んでいい機能です。
しかもこれが「軽い」! テニスシューズ全体の中でも「最軽量レベル」の軽さのおかげで、フットワークが楽。長時間のプレイでは、確実に「疲れ方」が違います。
世界のトッププロを相手に戦い続けた「杉山愛プロ」の監修によって構築された【ビーナスマッシュ】は、競技を離れた杉山さんにとって「ものすごく快適で、今の私にはこのくらいがベスト!」と、大絶賛いただきました。
その快適性へのこだわりは徹底されていて、さらに細部に至っています。
ビックリさせられたのは、シューズ内部のつま先から甲にかけての「内張り」です。通常、こうした「見えない部分」ってイージーに作られがちなんですが、【ビーナスマッシュ】は、甲からつま先の内側全体を「柔らかくて足当たりが優しいクッション素材」で覆い、徹底した心遣いを感じさせられます。
見えない部分にまで配慮されるところは、憎いくらいの「芸が細かさ」。これぞ「レディス専用モデル」と言えると感じます。
ブーツに足を入れるような「ワンピースホール」は、心地いいだけじゃない
〜 無意識に足首を安定させる機能は、砂の侵入防止にも 〜
このシューズを手にとって調べれば調べるほど、プリンス企画開発チームの「ここまでやるか?」を、各所に垣間見ることができます。
外見からもわかるのは、ブーティーな履き口です。シュータンを一体化した、いわゆる「ソックタイプ」の履き口は、ブーツのように「ヨイショっと足を入れた後の『包まれ感』が格別」と感じさせます。
履き口が足首周りにキュッとフィットすることで、プレイに違和感とならない範囲での「微かな存在感」を生み、脳に「今、足首がどうなっているか?」が信号として送られることで、無意識に足首の安定動作を喚起する機能があります。また足首周りをグルッと包み込んでくれるおかげで、砂入り人工芝でも、シューズの中に砂が入りにくく、プレイ中もプレイ後も、快適さを保ち続けてくれるのも嬉しいですね。
【ビーナスマッシュ】は「ムーンダスト×ピュアホワイト」「ピュアホワイト×クレオラ」の2色展開。しとやかな華やかさを演出する「ムーンダスト×ピュアホワイト」と、もう一つ、伝統的なテニスのイメージである「純白」モデルも選べます。こちらはアッパー全体が完全ピュアホワイトで、ソールにだけ「クレオラ」という、テニスシューズの象徴と言っていいコーディネートです。
クレオラという色名って聞き慣れないと思いますが、「ベージュ系のカーネーション」の呼び名です。「ムーンダスト」にしても「クレオラ」にしても、単に「パープル」「ベージュ」と呼ばずに、わざわざ花色の呼び名を付けるなんて、企画者のフェミニンな一面が垣間見えますね。
そして最後に筆者が言いたい「芸が細かい〜その2」。
シューレースの色です。
購入時の「ムーンダスト×ピュアホワイト」にセットされているデフォルト靴紐は「白」で、交換用として「ムーンダスト」色を。また「ピュアホワイト×クレオラ」には「クレオラ」色の替紐が同梱されます。
……が、注目してもらいたいのは、デフォルトの白靴紐が、完全な純白ではなくて、「限りなく純白に近いブルー」というところです。純白よりも、より白く見える、あまりに微妙なカラーリングは、本当に芸が細かい。
一度でいいですからショップ店頭で【ビーナスマッシュ】を手にとり、試しに足を入れてみてください。きっとあなたはテニスシューズで初の快適感に浸ることができるはずです。