PHANTOM GRAPHITE Series
2020年、伝説と幻が実体化する
現代の高速テニスに最適化された107inch2というスタイルは、
誕生から44年の時を経て、完全に生まれ変わった。
グラファイトの伝説は、グラファイトが塗り替える。
デカラケという革新、グラファイトという美学
そして2020……伝説と幻が実体化
1970年代、ラケットはまだ70inch2がレギュラーサイズとされていた。だが1976年、ハワード・ヘッドが考案した「ラージサイズラケット」がテニス界を騒然とさせる。うちわのようにデカい! と言われたフェイスサイズは、レギュラーサイズの約1.5倍もある107inch2。当初はバケモノなどと揶揄されたラージサイズだったが、数々のトッププレーヤーたちが、強烈なトップスピンを相手コートに叩き込み続けたことで、その価値が証明され、時代の転換期を創り出した。
プリンス【グラファイト】は、それまでのプレースタイルを完全に書き換える革命であり、衝撃的なイノベーションだったのだ。
【グラファイト】のスロート部に渡された「クロスバー」が、フレームの捻れ・ブレを抑えるため、そこで損なわれていたはずのパワーを反発パワーに還元。これが多くのプレーヤーから支持され、【グラファイト】は歴史の中へ置き去りにされることなく、現代まで脈々と生き続けてきた。
プリンス【グラファイト】は「スタイル」そのものだ。このスタイルに2020年の最先端技術が投入され、現代の高速テニスに最適化された107inch2というスタイルは、誕生から44年の時を経て、完全に生まれ変わったといえる。
プリンス独自のテクノロジー
ラケットは、スロート部分を太くすると剛性が高くなり大きなパワーを生み出すことができる一方で、打球感が硬くなり腕やヒジに悪影響を与えることもある。『TeXtreme × Twaron』をスロート周辺に搭載することで、これまでとほぼ同じモールド(形状)で剛性を高め『球持ち感を持たせながら明確な打球感でスピードボールを打つ』という不可能に思えることを可能にした。
カーボン腹糸を結合させるための余計な樹脂が入っていない『TeXtreme × Twaron』はスウェーデンの工場で作られている。完全に規格化され、高品質が保証されたシートのみがプリンスへ供給されている。
TeXtreme × Twaronが生み出す4つの性能
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シャフトのフレックスを固くすることなく、フェイスのねじれを更に減少
パワーとコントロール性のアップ -
フレームの戻り(復元力)が向上
ボールスピード、球持ち感のアップ -
不快な振動を低減。
打球時の快適性アップ -
衝撃吸収性に優れる。
ヒジや手首への優しさアップ
シャフトに加え、フェイスの10時と2時にTeXtreme × Twaronを配置することで、ラケット上部の剛性が増し、ボールの推進性とコントロール性がアップ。更には、振動吸収性が増し、クリアな打球感で「掴んで弾く」性能が向上。
テクノロジー
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テキストリーム×トワロンテクノロジー
第二世代テキストリームカーボン。 テキストリームに新たにアラミド系繊維の一つである「トワロン」を組み合わせたハイブリッド素材。 通常のテキストリーム以上の剛性を持つことで、「球持ち感」を持たせつつ「スピードアップ」させる […]
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ATS(Anti-Torque System)
シャフトに加え、フェイスの10時と2時の位置にTeXtreme×ZYLON(Twaron)を配置することで、フェイス上部の剛性が増し、ボールの推進性とコントロール性がアップ。 さらには、振動吸収性が増し、クリアな打球感で […]
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CTS
グリップ上部からフレームトップ部にかけて均等に厚みを増していくフレーム形状により、スウィートエリアがトップ方向へ拡大します。さらに、フレックスポイントから打球点までの距離が長くなるため、フレームのしなりによるパワーがアッ […]
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ボックスフレーム
フレーム全体をボックスフレーム(四角形状)構造にすることで、フレームの捩れを大幅に軽減し、優れた面安定性と高いコントロール性能を生みだします。
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クロスバー
グラファイトの象徴とも言える「クロスバー」が、強いインパクトに対してもねじれが最小限に抑えられ、フレックスポイントを上方に設定することで、「名器グラファイト」が持つ特徴的な打球感を生み出します。
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パラレルホール
全体の86%のストリングがフレームの外側まで1直線になるようにグロメットホールを設定。スウィートエリアが(特にトップ方向へ)拡大。スウィートエリアとヒッティングポイントがリンクし、パワーとスピン性能をアップします。 パラ […]