緊急インフォメーション!
2026酷暑……激売れの「着るクーラー」。
気化熱忍者【冷感ポンチョ】&【遮熱キャップ】
に即注目!

高評価を得た酷暑対策【クールキャップ】に次ぐ「クールアイテム2026」
〜 夏のテニスはハンディファンなんかじゃ役に立たない 〜

テニスにとって夏というのは「ジュニアテニス」「インターハイ」「夏合宿」。『太陽と汗とラケットと』というタイトルを付けたくなるトップシーズン。ところがこの数年、そんなこと言ってられないほど夏の暑さは激しさを増し、ついに『酷暑日:最高気温40℃以上』という公式設定ができてしまったほど。

街中を歩く女子たちは、顔に汗をかきたくないからと、小型のハンディファンで顔だけに風を送っています。初めてあれを見たオジサンたちは「なんで女子高生が電気シェーバーを顔前に?」と思ったわけですが、「自分の顔さえ汗をかかなければいい」ってための超局所的な送風機だと教えられ、顔の汗をハンカチで拭いながら「ふぅ〜ん」って横目で見ています。

でもね、テニスの現場では、あんなんじゃまるで役に立たないんです。真夏のテニスコート周辺って「日陰が少ない」んですね。クラブハウスの中に入れてもらえれば冷房の恩恵にあずかれますけど、わずかな木陰しかない場合だってありますから、ジュニアの応援にやってきたお父さんやお母さんたちは、朝から木陰確保の攻防戦で大忙し。

プリンスは、オンコートで戦うプレイヤーのために7年前から『クールキャップ』という「炎天下からプレイヤーの頭部を守る」アイテムを発売してきました。「普通のキャップより、めっちゃ涼しいぞ!」と高評価を得てきたのですが、前述のとおり、もはやプレイヤーだけの問題ではなくなってしまった2026年の夏なんです。

真夏の大会が行なわれるテニスコートには、オフコートにもたくさんの人が集まります。試合待ちの選手、チームメイト、コーチ。いちばんたいへんなのは、熱い眼差しでジュニアを見守る父兄たちです。でもみんな心得たもので、大きめの日傘、団扇や扇子、水分補給用のボトルなど準備万端……ですが、ハンディファンなんてオモチャみたいな気休めじゃなく、「科学的に」「システマティックに」「絶大効果必至」の、便利ツールが注目の的。すでに売れまくっているとのことなので、敬愛なる当コラム愛読者のために「緊急情報」を届けます。

猛暑から身を隠してくれる「魔法の衣」! それが【冷感ポンチョ】
〜 「濡らす・絞る・振る・かぶる」4手順でエンドレス冷感 〜

ここ数年、「日傘」の有用性がアピールされ、いまや「日傘男子」は、揶揄の対象ではなくなっちゃいました。「色白男子」かなんか知らないけど、男は堂々と「日焼けどすこい!」でいってもらいたいですよね。でもね、こんな酷暑での待機時間、さすがの真っ黒堂々男子でも、日陰を探してしまいます!

そこで注目されているのがミニマム日陰避難所の「ポンチョ」です。そもそもポンチョというのは、アンデス文明に生まれた防寒・防風着で、1枚の毛織物の真ん中に穴を開け、そこに頭を通してかぶる「貫頭衣」のことです。ただ現代では、着脱の簡易さと、すっぽり外気をシャットアウトしてくれるスタイルに注目され、貫頭衣にフードを取り付けて、急な雨天時の「雨ガッパ」として用いられるようにもなりました。

ところが今回は、防ぐべきものが「寒さ・風・雨」ではなく『炎天下』『酷暑』です。これを「ある素材+運用システム」で作ってみると「フワッと羽織るだけで冷感に包まれる」、言ってみれば『着るクーラー』が完成しました。電気も使わないし、ファンも回さない。利用するのは……
「気化熱」です!

電車のホームで、必死に扇子で自分の顔を煽いでいるオジサンを見かけるでしょ。あれはただ、顔に風を吹き付けるだけで、「涼感」程度にしかなりません。目指しているのは「冷感」……これを気化熱を利用して創り出します。

「気化熱」というのは、水が蒸発するときに熱が奪われるエネルギー転換のシステムで、それを利用すると、思っている以上の「冷感状態」を作れるのです。
こんなデータを見つけました
「条件:気温/33℃、湿度/60%」
1.乾いた布に強い風を当てる:「まるで変化なし
2.布を濡らして風を当てる:26.7℃ → 21.1℃ 「-6.6℃ の冷却効果」
「1gの水が気体になるとき500〜600カロリーの熱が奪われる」のだそうです。
昭和の風景では、朝夕に玄関前に「打ち水をする」というシーンがありました。昨今では、公園のちびっ子広場で、霧を噴き出させて涼しさを演出するのを見たことがあると思いますが、あれは雰囲気だけじゃなく「実際にとても涼しい」んです。

そんな気化熱冷却効果を最大限に利用したのが、プリンス【冷却ポンチョ】。使用の手順は「濡らす」→「絞る」→「振る」→「かぶる」の4ステップ。10秒もかからずに、酷暑に晒されていた身体を、冷却シールドが覆ってくれるわけです。
このポンチョは、ナイロン57%+ポリエステル43%の生地を使っているんです。

衣類に使われるおもな生地素材は「綿」「ナイロン」「ポリエステル」です。天然繊維の綿は水分を吸収して蓄える機能に優れ、シャツにすると「肌触りが優しく、着心地がいい」のですが、水を蓄えすぎて気化効果が生まれにくくなります。反面、合成素材のポリエステルはとても吸水性が低く、汗を排出しやすい構造で編み上げると、ドライな感触が得られるので、機能素材のゲームシャツなどには、ポリエステル生地が多く使われます。

その中間的な存在で、合成繊維でありながら、適度な含水性を持つのがナイロン生地です。プリンス【冷感ポンチョ】は、外側を「気化熱を生み出しやすくするため、適度に含水性があるナイロンをメッシュ」にして、内側を「身体側をドライに保つために、吸水性の低いポリエステルでシールド」したものと思われます。

こうした「2つの素材の複合的機能配置」によって、プリンス【冷感ポンチョ】は「纏う冷却ギア」を謳うに十分な効果を発揮……なんですが、さらに追い討ちをかけるように、「首の後ろに当たる部分」に、「保冷剤ポケット」を3つも装備しちゃってます。よくスーパーのレジで入れてくれる(最近は『有料です』とか言われますけど)小さな保冷剤があるでしょ……あれを横並びに3つセットできます。ここまでやれば、立派な「着用型クーラー」ですね。

ポンチョの表面が乾いてきたら、もいちど濡らして、ギュッてしてバサッ。
これで「冷感復活エンドレス」!
酷暑はまだ続くようです。今からでもテニスショップへ走って、「プリンスの【冷感ポンチョ】くださーい!」と叫びましょう。早くしないと売り切れちゃいます!

遮熱して通気して、ヒヤッとして【遮熱メッシュキャップ】
〜 パンチング遮熱素材が「熱線をブロック&放熱」 〜

プリンスには、気化熱を利用した【クールキャップ】というのがあって……と冒頭に話しましたが、これは「水を含ませることで気化熱効果が生まれ、-5℃のクーリング効果が得られる」ものです。普通のキャップは「太陽光を防ぐため」だけで、むしろ頭部の汗を内側に溜め込んで、髪をビッショビショにしちゃいますけど、【クールキャップ】は、それ自体が放熱システムになるわけで、まるで違います。

ただ「キャップをかぶる前に『濡らす』」ということに抵抗がある方もいらっしゃるだろう……ということで、プリンスがキャップ・ラインナップに加えたのが「遮熱効果でクーリング」というシステム。保冷バッグの内張りに使われる、銀色の「遮熱素材」で、キャップの内側「360度」をカバーしました。
これで太陽光による加熱を防ぐことができるのですが、ベタでは体温がこもってしまうので、内張りの遮熱シールドにも細かなパンチング加工を施し、キャップの外側を形状安定性の高いポリエステルメッシュにすることで通気性を確保してあります。

そしてはまた「プリンスのご丁寧さ」が表われているのが、キャップの前面額部分の内側に「接触冷感生地」を貼ってあるんです。そのおかげで、キャップをかぶった瞬間、額をヒヤッとしてくれて……気持ちいいんですね。
ここまでやってくれるんですから、「2026年の酷暑はプリンス!」ってことで、いいと思います。

松尾高司(KAI project)

text by 松尾高司(KAI project)

1960年生まれ。『テニスジャーナル』で26年間、主にテニス道具の記事を担当。 試打したラケット2000本以上、試し履きしたシューズ数百足。おそらく世界で唯一のテニス道具専門のライター&プランナー